【再掲】 昔、「ねこ」という名の雄猫を飼っていた。お人よしで気前のいい猫だった。


引用元:
「△▲▲猫だけにみえるもの・12▲▲△」より

http://hobby7.2ch.net/test/read.cgi/occult/1119700021/
812: 本当にあった怖い名無し 2005/08/12(金) 11:53:45 ID:MIGYXk9T0
猫にまつわる不思議な話を書き込んでもいいのかな?

昔、「ねこ」という名の雄猫を飼っていた。お人よしで気前のいい猫だった。
自分の餌を迷い猫のメス猫におごっていたくらい。しかも先に食べさしている。
しかも、家の中まで案内して特等席を譲っていた。
その迷い猫を「すず」と名付けた。
彼女は、気位が高く贅沢で、人間でいえば、貢がせるだけ貢がせてヤラセナイタイプの癖にそうとう偉そうな態度の猫だった。
最終的には彼女も我が家に住み始めることになるが、
今回は「ねこ」が死んだ時の話。
「ねこ」はどうやら病死だったとおもうが、寸前になるまで病気だとは判らなかった。
我が家は自営(飯屋みたいなもん)なので手が離せず、仕事が一段落したら病院につれていくつもりだったが、
気になって仕方なかった。「ねこ」に、あとで病院つれていってあげるからそれまで頑張るんだよ、といい聞かせた。
「ねこ」はニャーと言った。「すず」に何かあったら呼ぶんだよと言って働いていた。
「すず」は「ねこ」のそばについていてくれたようだ。
普段、飲食業なので、絶対仕事場には入らないように「すず」にも躾けていたが、
その時だけは戸口まできて、ニャーと私を呼んだ。
「ねこ」が死んだのだ。
私は泣きながら、この先五年の命日は必ず君の事を思い出すよ、と弔った。
 続く

続きを読む